2010年09月21日

夫の死に救われる??

IMG_0492.JPG
2009年11月千葉にて


本屋をぶらついていた際にたまたま目に入った『夫の死に救われる妻たち』というタイトルに目が釘付けになってしまった。こんなタイトルの本はいまだかつて目にしたことがない。
帯には「死んでくれてありがとう」と書かれてあって、更にぎょっとした。
結局その本は購入せず、ぱらぱらと立ち読みしただけだったけど、夫の死に限らず、父の死や息子の死などなど、身近な存在の死によって救われた胸中が明かされているようでした。
それは決して自分本位な気持ちばかりではなく、その死んだ方に対して死によって自由や解放が得られてよかったね、と思う気持ちも含まれていた。

死が与える意味というのは死者との関係に応じて変わるし、タイミングによっても変わるのだろうと思う。

最近読み終わった佐野洋子さんの『シズコさん』でも死について色々と考えされられた。「お母さんが好きではない」と本で打ち明ける佐野さんが呆けてしまったお母さんに対して抱く思いはとっても切ない。明るくハッピーな感情だけではない家族関係が描かれていて、なんとも言葉に言い表せないどろっとした気持ちを読後に味わった。

いつか私も当事者として死に向き合う日が来るんだろうと思いつつも、その日が来た時には自分がどういう気持ちを抱くのか今はまだよく分かりません。。
posted by youxi at 22:58| Comment(0) | 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月12日

物語のちから

IMG_2201.JPG

先月末に角田光代さんの『対岸の彼女』を読んでから、
小説の面白さにどっぷりはまっています。
こんなハマり方は本当に久々で、高校生のときに山田詠美さんとか宮本輝さんの小説を貪るように読んだ日々以来かもしれない。
といっても今はフルタイムの仕事もしているので、読書は通勤中と寝る前がメインだけど。

社会人になってから、よく読んでいたのはビジネス書や新書がメインで、
どうやったら社会人としてうまくやっていけるのか、成功したキャリアを築けるのか
社会にうまく適応するために知っておかなきゃいけないことは何なのか、
そういうことを探るために本を手にとってた。

小説が与えてくれるのはそういう類の知識ではもちろんなくて、
自分の心とひとりでじっくり向き合う時間を与えてくれる。
それが、こんなに心地よくって感動できるっていうことを久しく忘れていた。
今出会えて、ほんとうによかった。
posted by youxi at 20:39| Comment(0) | 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
過去ログ
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。