2011年02月04日

2人の女性を両親に持つZach Wahlsさんのアイオワ州議会でのスピーチ

2009年4月、アイオワ州において同性婚が合法化されました。しかし先日、州議会の下院において同性婚を認める条項の修正が提案されました。
以下のスピーチは2人の女性を両親にもつ19歳のZach Wahlsさんが下院議会において行ったスピーチです。

Zach Wahls Speaks About Family ←クリックするとYouTubeの映像が見れます。

日本国内ではあまり問題提起されることのない同性婚の問題ですが、Zachさんのように当事者の視点での熱のこもったスピーチには感動させられます。
修正案が可決されないことを願います。


スピーチの内容を私なりに訳してみましたのでどうぞ。
尚、スピーチの内容は上記YouTubeと共にhttp://lybio.net/zach-wahls-speaks-about-family/people/ を参考にさせて頂きました。
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こんばんは。私の名前はザック・ウォールスといいます。私はアイオワ人(※アイオワで生まれ育った人)6代目でアイオワ大学の工学部の学生です。私は2人の女性に育てられました。

私の生物学的な母、テリは私の祖父母に対して妊娠したこと、それが人工授精による妊娠であることを話しました。しかし、祖父母はそれを認めることすらしませんでした。
私が産まれて、祖父母は私の赤ん坊らしいかわいらしさに屈し、初めて母に「孫ができて感激している」と伝えました。
残念なことに、祖父母のどちらも2009年に母が15年来のパートナーであるジャッキーと結婚した時には生きていませんでした。唯一の兄弟姉妹である私の妹は1994年に産まれました。私たちは同じ匿名ドナーの提供で産まれたため、完全な兄妹であり、それは私にとって本当に素晴らしいことです。

多分、私が一番伝えたいことは、私の家族は他のアイオワの家族となんら変わらないということです。私が家にいるときには、一緒に教会に出かけたり、夕食を食べたり、休暇を過ごしたりします。でも、もちろんつらい時期もあれば、けんかをするときもあります。

実際、私の母、テリは2000年に多発性硬化症と診断され、その悲惨な病気によって車椅子生活を余儀なくされました。なので、私たちには私たちなりの闘いがありました。
しかし、私たちアイオワ人は、他人に私たちの問題を解決してもらうことを期待していません。私たちは自分自身の闘いに挑みます。私たちはただ、政府からの平等な公平な扱いを望むだけです。

アイオワ大学の学生として、同姓結婚のテーマは授業のディスカッションの題材として頻繁に取り上げられます。最終的に行きつく疑問はいつも同じで「ゲイのカップルは子供を育てられるのか」という点です。
議論は一時静まりかえります。なぜなら、ほとんどの人が答えを持っていないからです。その時、私は手を挙げてこういいます。「実は私はゲイのカップルに育てられたけれども、結構うまくやっているよ」と。
私はACT(※1)において、上位1%の点数をとりました。私は実はイーグルスカウト(※2)です。私は小さなビジネスを所有し、実際に運営しています。議長、私があなたの息子だとしたら、あなたは私を誇りに思ってくれるでしょう。

私は皆さんの子供と実際にはそれほど変わりません。私の家族は皆さんの家族とそんなに変わらないのです。
結局のところ、皆さんの家族は州によって「あなたは結婚しています。おめでとう」といわれる価値に意義を見出していないはずです。
そうではない。家族の意義というのは家族同士の支え合いから生まれるものです。幸せが得られるように困難な時期を共に乗り越えること。それは家族を結びつける愛から生まれるものです。それが家族というものです。
なので、皆さんのこれからの投票結果は私たちを変えることはありません。私たち家族一人一人は変わりません。投票結果は法律が私たちをどう見るのか、どう扱うのかということを変えるのです。
皆さんは州の歴史において初めて、私たちの州憲法、修正提案を別にすれば合衆国において最も修正されることが少ない州憲法において、差別を成文化しようとしているのです。
皆さんはアイオワ人に対して、同胞の中に愛する人と結婚をする権利がない二流市民がいると伝えようとしているのです。

この投票が私たち家族に影響を与えるのか。
それとも、皆さんの家族に影響を与えるのか。

これからの2時間で、きっと私たちはゲイの両親を持つことでどれほど子供に悪影響があるかといった陳述をたくさん耳にすることでしょう。
しかし、私の19年間の人生において、私がゲイの両親に育てられたということを何の情報もなく気付いた人に一度も出会ったことがありません。
なぜだか分かりますか?なぜなら、私の両親の性的指向は私個人の性格に全く影響を及ぼしていないからです。

ありがとうございました。

※1 アメリカの大学入学試験
※2 アメリカのボーイスカウトにおける最高位の章

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スピーチ後、共和党議員が過半数を占める下院において62-37で修正案が通りました。
今後、上院において審議・投票が行われることになります。
ラベル:アメリカ 同性婚
posted by youxi at 18:31| 日々感じること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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