2011年02月06日

『生命保険のカラクリ』はとても勉強になった

生命保険に入るか否か、社会人になるとほとんどの人が検討し始めると思います。

『生命保険のカラクリ』によると、日本における生命保険の世帯加入率は90%。これは著者曰く「アメリカの50%、イギリス36%と比べると圧倒的に高い」。
リスクに対する姿勢の文化的な違いや公的な社会保障の違いも要因にあろうけれども、決してそれだけではないはず。特に上の年齢層ほど「生命保険に入るのが社会人として当たり前」と思っているの人も多いのではないだろうか。

本書は保険業界という特殊な業界について、ライフネット生命保険に参画し、業界の「常識」に染まっていない岩瀬大輔さんが、いわば一般人の視点で一般人のために書いた生命保険の入門書です。

ちなみに私は生命保険に入っていないのですが、日々会社のランチタイムに会社に出入りされている生命保険の営業担当を目にしながら、今は生命保険に入らないと決めていながらも、「やっぱり入るものなのかな?」と自信を失うこともときたまありました。本書を読んで、保険に入るべきなのか入らないべきなのか、また入るとしたらどのタイミングでどういう保険に入ればいいのか、ということを頭を整理して考えることができました。

生命保険の儲けの仕組みやいかに特殊な業界なのかということが分かったのはとても貴重でした。
また本書の第4章に書かれてある「保険にかしこく入るための七か条」は分かりやすくまとめられています。

特に私にとって役立ちそうな項目はこんなもの。

●死亡・医療・貯金の3つに分けて考えよう
 色々な保険商品がありますが、その目的を分けるとすっきり上の3つに分けられます。例えば学資保険は貯金と死亡保障が組み合わさっているというように。目的別にどうやって備えるかを考え、複数の機能が組み合わさった商品よりも単品で選ぶようにする。

●加入は必要最低限に!
国や企業による保障を確認し、できるだけ工夫して保険料を抑えて、差額を貯蓄に回すべき。

民間の生命保険がすべてではなく、公的な保障も色々あります。
死亡保障でいえば、遺族年金。労働組合によっては独自の遺児年金などがあることも。保障とは言えないけど、死亡者の貯金もあります。
医療保障でいえば、高額療養費制度もあり、自己負担額は上限があります。
死亡や病気、失業など、人生において起こりうるリスクを想定した上で、実際に起こったとしたらどのような公的な保障が受けられるのかということを知ってから、プラスアルファでどういう民間の保障が必要かを考えた方がよいという著者の意見は全くその通りだと思います。
そして著者の述べるとおり、一番の保険は「貯蓄」

・・・・はい、がんばります!


この本を読んで、改めて我々夫婦には生命保険は今のところ必要ないと思いました。
また今後必要性を感じたときには、もう一度この本の内容を思い出した上で、じっくり検討して保険に入ろうと思います。

posted by youxi at 18:01| 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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