2011年09月30日

成長することは痛みを伴うこと

成長することは痛みを伴うこと、そんなことを教えてくれる素晴らしい小説に出会いました。ウェンデリン・V・ドラーネンというアメリカ人の作家が書いた"Flipped"という小説です。

この小説は、昨年末にamazon.comのサイト上をぶらぶらと面白そうな本はないかなぁ〜とネットサーフィンしていた時に目に留まった小説でした。安直な判断ではありますが、コメント数が多く(当時で300以上のコメントが付いていました)、評価も★4以上で高かったこと、さらっと読者の感想を読むと、ヤングアダルトの小説ながらも大人が絶賛するコメントが多く「主人公の前向きな姿に勇気づけられた!」というような内容が結構あったのでピンひらめきと私のアンテナにひっかかったわけです。ヤングアダルト小説なので読みやすそうだし、読んでみよっかなぁ〜ととりあえず「ほしい物リスト」に登録。

そして、約半年間…放置………… てへへ…あせあせ(飛び散る汗)

この本を読んでみようと決めたのは、今年の5月。
通っていた出版翻訳の学校で、リーディングレポートを書くという課題を出されたからです。
リーディングレポートとは、出版社がどの翻訳本を出版するかを決める際に参考にするレポートで、基本的に翻訳者または翻訳者の卵が出版社から依頼され、出版候補にあがっている原書を読み、内容や読んだ感想などをまとめるレポートです。このレポートを元に出版社はその本を日本で出版するかどうかを決めるというわけです。今回の課題は好きな洋書を一冊選んで、A4 4枚のレポートにまとめるというもの。

好きな洋書…ということで思い出したのが、半年前に見つけた"Flipped"。早速キンドルで購入して読み始めたところ、これがこれが面白くって作品の世界にどんどんのめりこんでいきました。以下が、レポートの導入部分でもあるのですが、小説の簡単な内容です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
題名:Flipped

―ブライスを一目見た瞬間、わたしはときめいた。彼の青く、美しい瞳にわたしの心臓は止まりそうだった!
―ジュリにはとにかくうんざりだ。突然、僕の生活に押し入ってきて、自分のやり方を押しつけようとする。僕のことは放っておいて欲しかった。


小学二年生の時に出会ってから、ずっとお互いに対して正反対の感情を抱いていたジュリとブライス。中学に入って、様々な事件や経験を通して、二人はそれまでとは別の姿をお互いの中に発見し、相手への見方が変化していく。
二人の物事や周囲の人に対する見方が変化していく過程を一緒に体験することで、成長することは痛みを伴うことであると同時に、周りの景色や身近な人々を再発見することであることを教えてくれるヤング・アダルト小説。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

とても面白くて、内容をレポートにまとめ始めたら、到底4枚には収まらないほど長ったらしいレポートになってしまったので、泣く泣く色んな箇所を削って削って削って、4枚に収めました。
そして、完成したレポートがこちらですので、よかったら読んで下さいませ。
【注意:ネタバレというか、物語の一部始終を書いていますので原書で作品世界をじっくり味わいたいという方はご注意を…!!】
⇒ Flippedリーディングレポート


ちなみにこの本の題名"Flipped"、どういう意味か分かるでしょうか?
"flip"には色んな意味が含まれているのですが、例えばこんな意味があります。

【1自動】
ひっくり返る、反転する
宙[とんぼ]返りする
〔バタバタと〕身をよじる
〔本などの〕ページをめくる
コインを投げる
素早く[サッと]動く
〈俗〉急に怒りだす、カッとする
〈俗〉〔素晴らしいものに〕興奮する、大喜びする
----by英辞郎

そう「ぐるっとまわる」感じなのです。
で、なんでこの本の題名が"Flipped"なのかを簡単に説明すると、主人公二人のお互いに対する気持ちや見方が「ぐるっとまわる」瞬間が何度かあるからなのです。良い意味でも、悪い意味でも……全てをひっくるめて著者は"Flipped"と表現したのです。
小説を読んだ後にはなんてうまい題名なんだ!と心底感動したわけなのですが、一方で「ん?これ日本語で出版するとしたらどんな題名にすべきなんだ?!」としばらくの間、悶々と悩み、悩み……ふらふら
で、いまだに結論が出てません。。。バッド(下向き矢印)

そんなわけなので、ぜひ洋書好きのみなさまは原書を読んで頂き、ぴったりくる日本語の題名を思いつかれた際にはぜひ教えてくださいませ〜ぴかぴか(新しい)

"Flipped"の面白さをたくさんの方と分かちあえますように……黒ハート
posted by youxi at 17:31| Comment(0) | 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月17日

同性婚がテーマの『キッズ・オールライト』4月に日本公開予定♪

先日、同性婚についてのブログ記事を書いたのですが(記事はこちら→ http://yuki-goingmyway.seesaa.net/article/184131753.html)、なんと同様のテーマについての映画が4月に日本公開されるそうです。わーい(嬉しい顔)

題して『キッズ・オールライト』。(原タイトルは"The Kids Are All Right")

こちらが日本公開の情報をいちはやくブログで伝えて下さった映画評論家の町山さんの映画についての解説記事です。↓

『キッズ・アー・オールライト』 あの娘の家にはママが2人 http://www.newsweekjapan.jp/column/machiyama/2010/08/post-209.php

↑に書かれてある、息子が母親2人の寝室に忍び込んで、エロ・ビデオを見つけるシーンには大爆笑!!わーい(嬉しい顔)

コメディ映画であるのがまた良いですね。

絶対に見てみま〜す!今から公開が楽しみ…
posted by youxi at 21:32| 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月14日

『社内失業 企業に捨てられた正社員』を読んだ感想

『社内失業 企業に捨てられた正社員』(増田不三雄著)を読み終わりました。

この本に出会うまで、聞いたことの無かったことば、「社内失業」。
この本を読み終わったあとに、実は著者のいう「社内失業」が身近に感じられる現象であることが分かりました。
社内にいるにもかかわらず暇で仕事にありつけない状態になることを著者は「社内失業」と呼びます。
なぜ「社内失業者」が生み出されるのか、著者は様々な角度から考察します。
リーマンショック以降、不況の影響を受けて企業が過剰な人材を抱えこむようになった結果、非正規雇用社員であれば契約を打ちきれば済むものの、正社員だとなかなかそうはいかず、一部の社員に仕事が与えられない状態になったり、教育ノウハウが無いため新入社員を育てることができず、放置してしまったり。また、仕事が属人化される一方で、お互いの業務内容に無関心になったり。それは職場に一人一台のPCが配置されるようになったことも背景として挙げられます。まさに著者のいうように個人の資質の問題ではなく、組織的・構造的な問題として捉えるべき、なのだと思いました。
「仕事があるだけ、まだましでしょ」という批判はもっとものようでいて、しかし問題の核心には迫っていないと著者は説きます。
著者が指摘する問題は「多くの若者が社内失業に陥る結果、スキルをアップできず、経験をつむことができないため、転職したくてもすることができない。その結果、彼らの「未来」が奪われる。また、低賃金からいつまでたっても抜け出せなくなる」ということ。
確かに著者が比較するように、中高年の社内失業者=窓際族と比べると、圧倒的に低い給与のまま、昇給もキャリアアップもできない若者の社内失業の問題は深刻だと感じます。

じゃあ、社内失業問題、どう解決すればいいの?という問題にぶつかります。著者は仕事を割り振る管理職の社員また社内失業者それぞれに対して解決方法を提案しています。そこに書かれている解決案は正論であり、その通りに実行されれば社内失業なんてなくなるのに・・と思うのですが、実際の職場の問題は様々な人間関係や感情が絡まりあっていて、なかなかうまくいかないケースが多いのでは・・ともと思いました。

私が強く感じたこと。
まず、企業は「社内失業者が増えている」という現実をしっかり受け止めるべきということ。本書にあった興味深いデータの1つに退職理由について退職者が挙げる退職理由と、企業が認識している退職理由に大きなギャップがあるというデータがあります。
例えば多くの退職者が「能力開発の機会がない」ことを退職の理由にしているのに大して、同じ理由を退職理由として挙げている企業はぐっと少なくなるのです。つまり、本当の退職理由を知らないまま、企業は人材を失っているのです。だから企業は退職する者の真の理由にもっと耳を傾けるべきだと思う。直属の上司には本音が言いにくい場合も多いだろうから、人事部が退職者の本当の理由を聞く場を設けるなど、できることはあると思う。そこで得られた情報をどう活用するかは企業にかかっているけれど。

そして社内失業者ができることは、やはり、自分の売りとなるスキルを磨いて、転職スキルを高め、転職にチャレンジすることだと思う。仕事が無ければ、早めに勤め先に見切りをつけて、転職活動にチャレンジするのも一つの手なのではないだろうか。
社内失業者の多くはトラウマから、次の職場でも社内失業にあったらどうしようと尻込みしてしまうこともあると本書に書かれています。確かに、次の職場でも仕事があまりない可能性だってある。また、本書にある通り、転職回数が多いことは今の転職市場において統計的にはあまり有利ではないし、採用側にはネガティブに捉えられがちです。でも、長期的に一定量の仕事が見込めなそうなのであれば、さっさと見切りをつけてしまった方がいいと思う。能力開発の機会が長期的に奪われて、いればいるほど転職できるスキルが低くなるのであれば、経験やスキルを行かせる場を早く獲得できるように努力をするべきでは。
転職できる自信がまだ無ければ、何か強みをつくる努力を始める。就業中に本業に専念しないのは就業規則違反になりますが、そもそも「本業」がないのであれば、会社が自分を守ってくれないのであれば、なんとか生き抜いていくために、したたかに資格の勉強やスキルアップに励んでもよいのではないかと思う。

こういう風につらつらと自分の意見を書いて、なんだか自分が理想論者のようにも思えてしまうのですが、それだけこの本の内容には色々と考えさせられることが多かったということです。

そして、なんと著者自身も社内失業者とのこと。心が痛みます。。
当事者の視点から、本書を通して多くの問題提起を投げかけてくれた著者に感謝です。


ラベル:
posted by youxi at 20:21| 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月06日

『生命保険のカラクリ』はとても勉強になった

生命保険に入るか否か、社会人になるとほとんどの人が検討し始めると思います。

『生命保険のカラクリ』によると、日本における生命保険の世帯加入率は90%。これは著者曰く「アメリカの50%、イギリス36%と比べると圧倒的に高い」。
リスクに対する姿勢の文化的な違いや公的な社会保障の違いも要因にあろうけれども、決してそれだけではないはず。特に上の年齢層ほど「生命保険に入るのが社会人として当たり前」と思っているの人も多いのではないだろうか。

本書は保険業界という特殊な業界について、ライフネット生命保険に参画し、業界の「常識」に染まっていない岩瀬大輔さんが、いわば一般人の視点で一般人のために書いた生命保険の入門書です。

ちなみに私は生命保険に入っていないのですが、日々会社のランチタイムに会社に出入りされている生命保険の営業担当を目にしながら、今は生命保険に入らないと決めていながらも、「やっぱり入るものなのかな?」と自信を失うこともときたまありました。本書を読んで、保険に入るべきなのか入らないべきなのか、また入るとしたらどのタイミングでどういう保険に入ればいいのか、ということを頭を整理して考えることができました。

生命保険の儲けの仕組みやいかに特殊な業界なのかということが分かったのはとても貴重でした。
また本書の第4章に書かれてある「保険にかしこく入るための七か条」は分かりやすくまとめられています。

特に私にとって役立ちそうな項目はこんなもの。

●死亡・医療・貯金の3つに分けて考えよう
 色々な保険商品がありますが、その目的を分けるとすっきり上の3つに分けられます。例えば学資保険は貯金と死亡保障が組み合わさっているというように。目的別にどうやって備えるかを考え、複数の機能が組み合わさった商品よりも単品で選ぶようにする。

●加入は必要最低限に!
国や企業による保障を確認し、できるだけ工夫して保険料を抑えて、差額を貯蓄に回すべき。

民間の生命保険がすべてではなく、公的な保障も色々あります。
死亡保障でいえば、遺族年金。労働組合によっては独自の遺児年金などがあることも。保障とは言えないけど、死亡者の貯金もあります。
医療保障でいえば、高額療養費制度もあり、自己負担額は上限があります。
死亡や病気、失業など、人生において起こりうるリスクを想定した上で、実際に起こったとしたらどのような公的な保障が受けられるのかということを知ってから、プラスアルファでどういう民間の保障が必要かを考えた方がよいという著者の意見は全くその通りだと思います。
そして著者の述べるとおり、一番の保険は「貯蓄」

・・・・はい、がんばります!


この本を読んで、改めて我々夫婦には生命保険は今のところ必要ないと思いました。
また今後必要性を感じたときには、もう一度この本の内容を思い出した上で、じっくり検討して保険に入ろうと思います。

posted by youxi at 18:01| 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月10日

ビーイング・ボーン〜驚異のアメリカ出産ビジネス〜の感想

今日も未公開映画祭に行ってまいりました!今日見たのは『ビーイング・ボーン〜驚異のアメリカ出産ビジネス〜』という映画。

作品情報はぜひこちらから↓
http://www.mikoukai.net/036_the_business_of.html
サイトの作品情報から―――
アメリカの病院や医療保険のビジネス化によるゆがんだ医療の現状を追う。いかにアメリカの医師が金儲けのために不必要な帝王切開や促進剤を使っているかなど、隠された事実に迫り問題を提起する。
――――――――――――

アメリカの新生児の死亡率が先進国では2番目に多いというのはほとんど知られていないことだと思います。
先進国では出産の7〜8割において助産師が介助しているのに対して、アメリカでは7%以下。自然分娩を見たこともないような医師によって、陣痛促進剤を打たれ、リスクが高いと医師が判断すれば、帝王切開がされるという現状とのこと。
帝王切開が実施される比率は年々増えているそうで、病院によっては全分娩数の4割以上において帝王切開が行われるといいます。

映画の製作者、Ricki Lakeは自身の2度の出産体験を元に、アメリカの出産を取り巻く現状について疑問を投げかけます。一度目は病院で出産し、二度目は自宅で出産したという彼女は、出産を「素晴らしい経験」と言い、自然分娩を通してこの素晴らしい経験をもっと多くの女性に経験してもらいたいと語ります。
彼女は過去の文献も引用しながらアメリカで出産の医療化が進んだ背景に迫り、また病院の産科医や、開業助産婦、自宅出産を選択したカップルなどの取材を通して、現在のアメリカの出産を取り巻く負の現状を浮き彫りにしていきます。

私がこの映画を見て一番感動したのは自宅出産を選択した女性が自分の子供が生まれる瞬間を迎えて、この上ない、人生観が変わるくらいの最高の感動を覚える場面です。また、過去の自然分娩の体験を振り返って、「とってもつらかったけれど、人生で最も幸せな経験だった」と語る経験者の声です。

日本においても「出産=痛い、苦しい」といったイメージが多く、そのネガティブなイメージから出産を躊躇する女性も多いと聞きます。その解決案として「無痛分娩」という選択肢ももちろんあるのですが、もし自然分娩の素晴らしさを語る声がもっと目立つようになるのなら、より多くの女性が自信と期待を持って自然分娩にのぞむようになるかもしれません。

自宅出産の良さとして最も共感したのは、自然な体位で出産が出来ること。そして大切な家族や信頼できる助産師さんに見守られながらリラックスした状態で出産を出来るということです。
分娩台に何時間も乗せられて、白衣を着たお医者さんや看護婦さんを周囲に見ながら出産をするのと、
自宅で好きな場所で好きな格好で陣痛と立ち向かいながら、家族と助産師に見守れて出産するのと、
どちらを望むかと言われれば、私だったら間違いなく後者です。可能であれば、という話ですが。
もちろん自宅出産が全ての女性にとって最も良い選択というわけではなく、合併症の危険があるハイリスク妊婦の方や近くに病院のサポート体制が無い場合には、自宅出産も困難になります。

リスクとメリットを考慮した上で、「どのような形で出産をするか」をもっと積極的に考えられれば、人生において貴重な経験を納得のいく形で経験できるようになると思いました。

ちなみに現在の日本で自宅出産で産む割合は0.1%〜0.2%。映画によると、オランダでは妊婦の3人に1人が自宅出産とのこと。
国ごとの違いにびっくりです。

「どういうお産をしたいのか」という問いを突きつけられた映画でした。
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2011年01月09日

土井香苗さんのお話&キムジョンギリア感想

昨日は前回の『Jesus Camp』に引き続き、北朝鮮の独裁体制について、脱北者の方々の証言集めて迫ったアメリカのドキュメンタリー映画である『キムジョンギリア』を渋谷UPLINKにて見てきました。今回はなんと、国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)の日本ディレクターである土井香苗さんのトークショー付きだったので、とても勉強になりました。

まず映画について。
脱北者の方々の証言から浮かびあがる北朝鮮の実体は本当に悲惨でした。
一番メジャーな逃げ先である中国に逃げたものの、人身売買の犠牲になり、5年間もの期間にわたって性的奴隷として自由を奪われていた女性。
やはり中国に逃げたものの、使用人として扱われ、中国当局に拷問によって自白を迫られたピアニストの男性。彼はロシアに留学した際に、弾きたい曲があっても資本主義国家の曲であるという理由で弾けないことに憤りを覚え、中国に渡ったそうです。
壮絶な体験を比較的落ち着いたトーンで語る脱北者たち。一生かけても癒えることのない傷を抱えながら、こうやってビデオカメラの前に立って勇気を出して証言をすること自体が驚きであり、すごいことだと思いました。

映画の後は土井香苗さんが北朝鮮の人権問題やその他のアジアの国々が抱える人権問題などについて解説をして下さいました。

土井さんは北朝鮮の人権問題のポイントとして以下の4つを挙げていました。

1.食料危機
90年代初頭から食料不足に陥った北朝鮮では飢饉によって10人に1人が命を落としたと言われるそうです。最近になって食料不足の問題は最悪の時期よりかは多少ましになったそうですが、一方でデノミが行われ貨幣の価値が下がっため、食料価格はその分高騰し、食料危機の悪化に拍車をかけているとのこと

2.強制収容所
北朝鮮に複数ある収容所で、一説によると20万人ほどの人が強制労働を強いられているそうです。

3.難民の取り扱い
他国に脱北した人は本来「難民」として保護される対象であるべきにも関わらず、中国は脱北者を難民とみなさずに単に不法滞在者として取り締まり、見つかった場合には強制送還されます。
中国の北朝鮮との国境に近いエリアには朝鮮族が多数生活をしている地域がありますが、そうした地域に男性の結婚相手として北朝鮮の女性が売られることもあるそうです。しかし、身元が発覚すれば北朝鮮に送還されるため、その女性と子供も当局の目から隠れて暮さなければならず、そのため子供も教育を受けられないといった問題も生じているそうです。

4.「3」と重なりますが、中国に脱北して女性やその家族が抱える問題



日本では強制収容所の存在は広く知られていますが、今回の会に参加したことで人権問題という大きな枠組みでみると他にもたくさんの解決しなければならない問題があるのだということに気付かされました。

土井さんのお話で印象に残ったのは
「世界のリーダは基本的に人権問題にあまり関心がない」
「それでも欧米諸国の人権問題への関心が他の地域と比較して高いのは人権問題に取り組めという国民の要求があるから」

という部分です。
土井さんがディレクターを務めるHRWも、本部があるアメリカでは政治家に突きつける要求が「半端ない」とのこと。
日本でも人権問題に対する意識は高まりつつあり草の根の運動も広がっていますが、「政治家に対する要求」という点ではまだまだのようです。

短いトークの時間の中で、土井さんのお話は情報盛りだくさん、しかもとっても分かりやすくって、面白かったです。日頃からアウトプットをたくさんされているのだなぁとうのがそのトークの巧みさとエネルギーから伝わってきます。
それから、土井さんを初めて知ったのは確か10年以上前で、ピースボートの活動後にアフリカのエリトリアという国の法律づくりに関わった活動がメディアで紹介されていたときでした。その時から「なんてエネルギッシュで素敵な女性なんだ」と思っていたのですが、今回たまたま未公開映画祭のサイトで土井さんのトークイベントの情報を知り、こうして「生」土井さんの話を聞けたことに感動です!
信念をもって活動し、そして周囲を巻き込むエネルギーに溢れている土井さんに良い刺激を頂きました。

〜関連リンクはこちら〜
ヒューマン・ライツ・ウォッチ
http://www.hrw.org/ja

ヒューマンライツウォッチ 土井香苗のブログ http://hrw.asablo.jp/blog/

キムジョンギリア 収容所国家独裁者の花
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20100510
ラベル:映画 人権
posted by youxi at 09:06| Comment(2) | 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月03日

未公開映画祭へ〜衝撃の『Jesus Camp』!



TOKYO MXで毎週放送している『松嶋×町山 未公開映画を観るTV』をつい先月から見始めたのですが、現在期間限定で渋谷のUPLINKという映画館にて、既にTVで放送されたもののなかから選びぬかれた9本の作品を上映する「未公開映画祭」が開催されております。そして、本日特に見たかった『Jesus Camp』という映画を見に渋谷まで出かけてまいりました!

『Jesus Camp』とは?
〜サイトの作品情報から →http://www.mikoukai.net/001_jesus_camp.html
キリスト教福音宣教会のフィッシャー女史が主催する、子供のサマーキャンプを追う。全米・全世界の福音宣教会信者の家庭から子供たちが参加するキャンプでは、子供たちに原罪を懺悔させ、中絶反対を説き、キリスト教を推進するブッシュを奉っていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
上のリンクからプレビューも見れるので、興味のある方はぜひ。

映画の作者の情報によると、キリスト教福音派の人口は実にアメリカの全人口の4分の1、約8千万人を占め、ホームスクールによる教育を受けている子供の75%が福音派とのことです。というのも学校で進化論や科学(福音派が「嘘」と呼ぶ考え)を教わらないようにするため。映画の中でも母親が息子に「授業」をしていて、進化論がいかに嘘かを教えてたり、環境問題は重視する必要がないんだと説明していたりしてました。そして、映画のタイトルでもあるキャンプでは5歳ぐらいの小さな子供から中学生ぐらいまでの子供たちがアメリカ各地から集まり、罪についての説教を聞いたり、神を讃える歌を歌いながら踊ったり、興奮状態の中で「Jesus!」と天を仰ぎながら叫んだり。。。とすごい熱狂的な空間の中で神に対する信仰心を高める集会が繰り広げられているのでした。

いやぁすごかった。。普通にアメリカの都市部を観光していてもまず目にできないような、信じられないような光景がスクリーン上に広がっていました。
キャンプの主催者によると子供はとてもオープンで純粋だからこそ、集会での説教の内容を素直に信じさせやすいとのこと。
でも私から見てその偏りのある内容がたった一つの真実だと教え込まれて成長したら、大人になってから他の価値観や考え方を持つ人々とどうやって交流することができるのだろうと思わざるを得ません。大人が何を信じるかは他者の基本的な権利を侵害しない限り(その線引きが微妙ですが)自由だろうと思いますが、子供に何を教えるかってここまで自由であっていいのだろうか?と思ってしまいました。
そして、宗教と政治の結びつきについても考えさせられる映画でした。全く無防備な子供たちに対して、ブッシュを崇めさせたり、中絶反対をキリスト教の教えに結び付けて説いたり。。う〜ん、信じられない!

今後のアメリカの国内政治や対外政策において、このキリスト教福音派の動きというのは非常に大きなキーになることは間違いなしです。
新たな視点を与えてくれたこの映画に感謝です。

映画祭は1月10日までやっています!この映画もあと数回上映される予定です。

ちなみに、映画館は小さいスタジオに椅子を何十か並べたようなスペースでした。隣のカフェと共通で使えるスタンプカードや、映画の券を購入するとカフェの割引券ももらえるなど、嬉しいサービスも付いています。カフェはとっても居心地のよい空間でコーヒーも美味しかったです。今度また映画を見るついでにランチかお茶をしに行こうと思います♪

posted by youxi at 22:21| Comment(2) | 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月07日

『カラフル』を読むと景色が変わる

黄色のポップな表紙が印象的な森絵都さんの『カラフル』(文春文庫)を今日衝動的に買ってしまって(実は他の目当ての文庫本が見あたらなかったから)、物語にぐいぐい引き込まれて、一気に読んでしまいました。
本当は今年の夏に公開されていたアニメ映画を見たかったのだけど、都合が合わず、見逃してしまっていました。それだけ気になっていた本書。

生前に「重い罪」を犯したという「ぼく」の魂が、天使の世界の抽選にあたって、生き直すチャンスを得る。自殺を図った少年の身体にホームステイをして、自分の生前の罪を思い出さなければならないという、おはなしです。

ネタばれになるのでオチには触れませんが、
読み終えた後、とっても爽やかな気分になる本でした。
タイトルにこめられた作者のメッセージもストレートに十分伝わってくる内容でした。
人には良い所も悪い所もあって、やさしい気持ちになるときもあれば、すっごい意地悪な気分にもなったり…この社会、そして社会に生きる人々みんなは単色ではなく、とってもカラフル。だからこそ、生きるのが面白いんだし、前に進んでいけるんだと思いました。

気がつけば、いつも同じ色の世界を見てしまいがちになるけれど、
ちょっとしたきっかけで、世界はもっとカラフルで面白い色になる。
そのことを、ずっと覚えておきたいと思います。
ラベル:
posted by youxi at 22:37| Comment(0) | 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月21日

夫の死に救われる??

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2009年11月千葉にて


本屋をぶらついていた際にたまたま目に入った『夫の死に救われる妻たち』というタイトルに目が釘付けになってしまった。こんなタイトルの本はいまだかつて目にしたことがない。
帯には「死んでくれてありがとう」と書かれてあって、更にぎょっとした。
結局その本は購入せず、ぱらぱらと立ち読みしただけだったけど、夫の死に限らず、父の死や息子の死などなど、身近な存在の死によって救われた胸中が明かされているようでした。
それは決して自分本位な気持ちばかりではなく、その死んだ方に対して死によって自由や解放が得られてよかったね、と思う気持ちも含まれていた。

死が与える意味というのは死者との関係に応じて変わるし、タイミングによっても変わるのだろうと思う。

最近読み終わった佐野洋子さんの『シズコさん』でも死について色々と考えされられた。「お母さんが好きではない」と本で打ち明ける佐野さんが呆けてしまったお母さんに対して抱く思いはとっても切ない。明るくハッピーな感情だけではない家族関係が描かれていて、なんとも言葉に言い表せないどろっとした気持ちを読後に味わった。

いつか私も当事者として死に向き合う日が来るんだろうと思いつつも、その日が来た時には自分がどういう気持ちを抱くのか今はまだよく分かりません。。
posted by youxi at 22:58| Comment(0) | 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月12日

物語のちから

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先月末に角田光代さんの『対岸の彼女』を読んでから、
小説の面白さにどっぷりはまっています。
こんなハマり方は本当に久々で、高校生のときに山田詠美さんとか宮本輝さんの小説を貪るように読んだ日々以来かもしれない。
といっても今はフルタイムの仕事もしているので、読書は通勤中と寝る前がメインだけど。

社会人になってから、よく読んでいたのはビジネス書や新書がメインで、
どうやったら社会人としてうまくやっていけるのか、成功したキャリアを築けるのか
社会にうまく適応するために知っておかなきゃいけないことは何なのか、
そういうことを探るために本を手にとってた。

小説が与えてくれるのはそういう類の知識ではもちろんなくて、
自分の心とひとりでじっくり向き合う時間を与えてくれる。
それが、こんなに心地よくって感動できるっていうことを久しく忘れていた。
今出会えて、ほんとうによかった。
posted by youxi at 20:39| Comment(0) | 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月29日

自宅出産?!

shizen.jpg
自然に産みたい―5人の子供を自宅出産した記録
橋本 知亜季 (著)

先日読んだ本ですが、
なんと5人のお子さんを自宅出産された著者の手記です。
最初のお産は旦那さんに手伝ってもらったそうですが、なんとその後は
おひとりで産んだこともある方です。
その場面はとっても興味深く読ませて頂いたのですが、
足の間に手をのばして赤ちゃんをうけて、はさみで臍の緒を切っていく場面には息を呑んでしまいました…

どうやってこの本に出会ったかというと
マクロビオティックのブログを見ていたときに、そのブログを書いている方も自宅出産をされていて、その準備のときにこの本を読んだとのことだったので、すぐに図書館で予約したわけです。

ちなみに著者も(ご主人も)筋金入りのマクロビオティック実践者。
福島で土地を開墾して、家を建て、そこでマクロビオティックを実践・普及されているというのだから本当にすごい。

話を自宅出産に戻すと、
マクロビオティックをやっている方には自然な意識として自宅出産に興味を持つ方が多いようです。出産をする力は女性に自然にそなわっているものであり、また病気でもないのだから、わざわざ病院に行かなくてもいい、という考え方が一つあるようです。
そして、著者の体験を読むと確かに陣痛にうめき苦しみながら産むというよりも、むしろ赤ちゃんの方が頑張って産道から外に這い出てくるというような印象を受けました。

私は出産をしたことがないですし、特に以前は出産=痛い、苦しいというイメージをもっていました。実際、出産の痛みが怖くて赤ちゃんを産むのを躊躇してしまうという女性も多いそうです。
でも、この本を読んでなんか出産って面白そうだなぁと思うようになりました。
めったに経験できないことだし、普段使っていない身体のパワーを活かすよいチャンス!?なんて思っちゃいます。

そんな感じで出産に対しての意識を変えてくれた良書です。
出産未経験の女性に特におすすめです。
posted by youxi at 20:10| Comment(3) | 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月17日

[本]肉体マネジメント

最近アウトプット不足…ダッシュ(走り出すさま)本を読んだり、勉強しても、「しっぱなし」でそれをちゃんと整理して発信して消化するところまで至っていない…時間の限りもあるし、どこまでやればいいのやらと考え中です。
とりあえず、試行錯誤しながらやってみようということで、今日は読んだ本の中で面白かった部分だけを抜き出してみます★

nikutai.jpg
肉体マネジメント (幻冬舎新書)

朝原 宣治 (著)

ウエイトトレーニングについて
人間の筋肉は携帯電話のバッテリのようなもの
古くなる=年をとればとるほど、頻繁に充電=トレーニングをする必要がある
年をとると「溜めこむ」力が弱まるので、継続的にトレーニングを積まないと筋力を維持できない。

ウエイトトレーニングの効果
・筋力アップ
・集中力の強化
・体の疲れがとれやすくなる(成長ホルモンが分泌されて体の代謝が良くなったかたでは、と著者は分析)

セルフマネジメントの面白さ

・自分の「感覚」をしっかりと把握し、研ぎ澄ませる
・自分でつかんだ感覚と結果を照らし合わせて、自分なりに競技への理解を深めることができる=自分の可能性が広がる
・新しいトレーニング内容を考える楽しさ

------------------------
身体を鍛えることについて興味があったし、また純粋に36歳という、アスリートにしては高齢でメダルを獲得した著者への興味を抱き、読んだ本です。

年によってウエイトトレーニングのやり方を変えなければいけないという、まあ考えてみれば当たり前なのですが、しかし著者自らが自分を実験台としながら得た「発見」はとても興味深い内容でした。

また、特定のコーチに依存せずにセルフマネジメントを追求し続けた著者の姿勢に共感できました。
セルフマネジメントというと孤独というネガティブなイメージも持っていたのですが、決してそうではなく、自分自身の発見に満ちた楽しいプロセスのようです!
私も自己管理をもっともっと上手に出来るようになりたいと思っていたので、著者の考え方には色々となるほどと思わされました。
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2009年07月14日

日経WOMANの本特集が良い♪

woman200908.jpg

普段はあまり買わないのですが、久々に日経WOMANを買いました。
雑誌は図書館で気になる記事だけぺらぺらと読むことが多いのです。

今回の特集は「心を揺さぶる最高の本200冊」です
本好きの私には嬉しい特集。
広末涼子とかスガシカオとか、芸能人が薦める本の紹介も多いです。
ビジネスマンをメインターゲットにしている雑誌でくまれる本特集の内容とはまた違って、小説とかノンフィクション系が多いようです。
ビジネス本は去年結構読んだので、最近は小説とかノンフィクションに惹かれています。

読書はあまりお金をかけずに時間を有意義に使える良い手段だと思います★
昨日は『春にして君を離れ』というアガサ・クリスティーの本を購入し、一気に読了。面白かった♪
引き続き読書生活を楽しもうと思います!

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昨日はプールへ!最近は週1のペースでプールに泳ぎに行っています。
自転車にも頻繁に乗るようにしています。
少しずつ身体づくりができてきているかな…?わーい(嬉しい顔)
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2009年06月19日

[映画]路上のソリスト

最近、見たい映画がたくさんありすぎて見きれません…
先月の『MILK』に続いて、昨日は就職活動の合間に日比谷シャンテで『路上のソリスト』を見てきました。

過去に名門ジュリアードでチェロを学んでいたにも関わらず、訳あってLAでホームレスとして路上でバイオリンを弾きながら暮らしていたナサニエルさんとLAタイムズの記者の交流を描いた、実話に基づいた映画です。
演技力抜群のジェイミー・フォックスとロバート・ダウニーJrが主役です。ロバート・ダウニーJr、好きなんです…ハートたち(複数ハート) 期待を裏切らず、素晴らしい演技でしたハートたち(複数ハート)

見終わったあと、幸せとは、人生の喜びとは何だろうって深く考えさせられる映画でした。「大切な人を助ける」とはどういうことなのか、とも。自分の価値観に基づいて助けてもそれは結局独りよがりでしかないのかな。相手が本当に必要なことをを考えてあげなければいけないなと思いました。

映画の中には現実にホームレスの方々がたくさん出演してます。LA市は全米最大のホームレス人口を抱える都市だそうです。その数は4万人強。その半数以上が精神疾患、残りは主に退役軍人と家庭内暴力の被害者とのことです。悲しい現実。アメリカ社会のひずみが集約されてます…
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2009年06月17日

[先週読んだ本]決算書がスラスラ分かる〜etc

2009年6月8日 - 2009年6月14日の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:923ページ

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44) (朝日新書)決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44) (朝日新書)
今まで読んだ会計関連の本の中では一番「腹落ち度」が高かった。財務3表ってこうやってお互いに結びついていたのか!と驚きだった。実際に起業したケースを考えて、財務3表を動かしながら説明するので、とてもリアリティがあって分かりやすかった。
読了日:06月11日 著者:國貞 克則

風の谷のあの人と結婚する方法風の谷のあの人と結婚する方法
須藤元気さんに興味をもったので、読んでみました。彼の人生哲学が詰まっている本。共感できる点も多かったです。
読了日:06月10日 著者:須藤 元気

家を買いたくなったら家を買いたくなったら
結論として、しばらく賃貸でいいなと思った。マンションの広告に乗せられるのではなく、しっかりと自分が住む場所に求めることは何なのか、ライフステージごとの変化も見据えながら考えなくてはいけないなぁと思いました。不動産購入のための実用書というよりも、自分にとっての幸せとは?というような深い視点から書かれています。
読了日:06月10日 著者:長谷川 高

パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記 (文春文庫)パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記 (文春文庫)
田丸さんの文章はユーモアたっぷりで本当に面白い!米原万里さんに劣らない文章力&ウィットのセンスがあると思います。通訳に興味がなくても純粋に読み物として楽しめます。文章の所々で感じられる社会や人間に対する視点の鋭さにはっとさせられます。
読了日:06月10日 著者:田丸 公美子

読書メーター

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#昨日は「王様の速読術」という本を読み、とても良い刺激を受けました。立花隆さんの読書生活に触れている部分があったのですが、私が高校生のときに抱いていた立花さんへの憧れを思い出し、自分の読書に対する思いの原点を見つけたような気になりました。これからもたくさん本を読んでいきたいと思います!!
posted by youxi at 06:33| Comment(0) | 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月03日

[先週読んだ本]フリーエージェント社会 etc

2009年5月25日 - 2009年5月31日の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:602ページ

フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるかフリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか
著者の独自の調査によると、アメリカでのフリーエージェントの人数は3000万人強、約4分の1の割合とのこと。それまで語られなかったフリーエージェントたちの実態が著者のリサーチ、インタビューによって浮かび上がってくる。社会保険の面など優遇されない点も多いけれど、それでもフリーエージェントという働き方を選ぶ人が少なくないのは隠された魅力があるから。シビアな部分に言及しつつも、ダニエル・ピンクはその魅力の部分も存分に引き出してくれた。これからの自分の働き方についても考える視点を得られた。
読了日:05月29日 著者:ダニエル ピンク,玄田 有史

猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?
マクロ、ミクロの両方の視点から少子化問題について議論されていたのが良かった。どうしたら少子化を食い止められるのか、子供を育てやすい社会になるのか、たくさんの具体案が出されていて興味深かった。育児ウツの治療のための心療内科を増やすとか、視点が斬新。今後の日本社会について問題意識を持つ良いきっかけになった。
読了日:05月29日 著者:猪口 邦子,勝間 和代

読書メーター

#最近は就職活動などで忙しく、あまりブログの更新ができていませんが、読書記録はがんばって続けようと思います! youxi
posted by youxi at 07:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月29日

[先週読んだ本]無気力の心理学 etc

2009年5月18日 - 2009年5月24日の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:757ページ

愛の両がわ―ボウス・サイズ・ナウ愛の両がわ―ボウス・サイズ・ナウ
日英の通訳者(会議通訳、放送通訳など)として有名な篠田さんの自伝的な本。通訳の勉強方法や通訳としてのキャリアについて何かヒントが得られればと思って手にとってみたが、むしろそういった点より著者がアメリカ人の夫との関係で苦労したことや国際結婚の苦労(日本への郷愁や文化的な背景の違いからどうしても乗り越えられないコミュニケーションの壁など)といった点に共感してしまった。クリントン元大統領のスピーチを同時通訳した際に、ある言葉の解釈をめぐって批判を受けたことについてなど、改めて通訳の難しさについても認識させられた
読了日:05月20日 著者:篠田 顕子

病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-
似たような健康関連の本はよく読んでいたが、この本を読了後に新たに試してみようと思ったのは「オイルは市販のものではなく、豆やナッツ、魚などできるだけ自然な形からとるようにしよう」「睡眠中の呼吸をより深くするために、寝る前の飲食は避けよう」「仮眠や休息などはこまめにとって、頻繁に身体の恒常性を回復させるようにしよう」といったことです。文章が分かりやすくて良かった。様々な著者の主張も著者なりの論理性に基づいているので、結構納得感はあるし、なるほどと思わされる点も多かった。
読了日:05月20日 著者:新谷 弘実

無気力の心理学―やりがいの条件 (中公新書 (599))無気力の心理学―やりがいの条件 (中公新書 (599))
無気力が起こる過程を検討するにあたって「効力感」の獲得という点に注目しているのが面白かった。発達心理学の内容も絡んでいたので、子供の教育という点でも参考になることが多い。乳児が泣くときに、より頻繁にあやすなど親が反応した方が、その後の表現力が広がり、コミュニケーション能力が育つという実験は興味深かった。親と乳児の関係にとどまらず、夫婦間・同僚間など大人同士のコミュニケーションにおいても同様のことが言えるのではないかと思った。
読了日:05月20日 著者:波多野 誼余夫,稲垣 佳世子

読書メーター


★☆ 上の本は全て図書館で予約して借りました。駅近に図書館があるので、簡単に予約した本がピックアップできるのが便利です♪公共サービスをうまく活用できてうれしいわーい(嬉しい顔)
posted by youxi at 16:13| Comment(1) | 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月20日

[先週読んだ本]『天才!』

2009年5月11日 - 2009年5月17日の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:350ページ

天才!  成功する人々の法則天才! 成功する人々の法則
努力や個人の資質といった天才になるための条件とみなされていたものに加えて、社会環境とか文化といった、それまでは軽視されていた天才を生み出す条件について新たな視点を与えてくれる。自らが天才になれなくても、より多くの天才を生み出せる社会=個人の才能が発揮できる社会、を作るために何ができるか、何をすべきか、といったことについて考えさせられた。
読了日:05月17日 著者:マルコム・グラッドウェル

読書メーター
#読書メーターを再度、活用し始めました!しばらく使っていない間に色々と機能が増えていたようです★1週間ごとにブログに前の週に読んだ本のリストが貼り付けられるのが便利です。
posted by youxi at 09:51| Comment(2) | 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月02日

なぜ荒野へ向かう?

無職2日目。昨日はさすがに疲れていて、家でダラダラしていましたが、今日は色々できました。

洗濯をして、
部屋を掃除して、
いらない本をブックオフで買い取ってもらい、
その後、英語の勉強をして、
図書館で『東洋経済』を読み、
料理の本を借り、
GIANTショップで自転車の空気入れを買い、
食材をスーパーで買ってきました。

そして、これから料理♪

仕事をしていた時は時間をかけて自炊が出来なかったので、
料理に時間をかけられるのはとても嬉しいです。

昨日、DVD『イントゥ・ザ・ワイルド』を見ました。
アトランタのエモリー大学という名門大学を卒業した後、
学資預金の24000ドルを全て寄付し、
家を出た青年、クリス。彼はヒッチハイクをし、アラスカに向かい、一人荒野で生活を始めます。最後は餓死。
彼の旅と精神的な軌跡を追った良くできた映画でした。

本もあるようなので、読んでみたいと思います。
なぜ敢えて文明社会から離れて、孤独を求めて荒野へ向かうのか。
彼のそれまでの人生で築いた独特の人生観や親との葛藤などがその背景にあるのだろうが、それでも究極的で理解しがたい部分も大きい。
本を読んだ方が深く理解できるのかな?
『荒野へ 』ジョン クラカワー

Into the Wildの感想↓
http://english-youxi.seesaa.net/article/116545223.html
posted by youxi at 18:03| Comment(3) | TrackBack(0) | 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月26日

【本】心が生かし心が殺す その1

最近ストレスを感じているようです。無自覚なものも含めて。
解決のため、色々と本を読んでいますが、良さそうな本に出会いました♪ 
専門家が書いた文章の割には訳者のおかげか割と簡単に読めるのでお勧めです。こころの問題が関与しているかもしれない身体症状に悩んでいる方はぜひ!

『心が生かし心が殺す―ストレスの心身医学』

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まだ読み始めたばかりですが、なるほど〜!の部分をメモしておきます。

【ストレスと心身症の関係性について】
●心身症になること=ストレス、解決不能な状況に対処する手段
⇒心身症になることで行動能力を失い、ストレスの原因となっていた要因(責任の重圧など)から解放される

●病気のおかげでストレスに対処する必要から解放されるが
隠された問題(根本的な原因)との対決は先遅れされていく

●そして、かつては完全に目的にかなった反応が、慢性の機能障害に変わっていく

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たとえば、私は以前、便秘と下痢を繰り返していて、医者からは「過敏性胃腸症候群」と言われていました。今はまだましになったのですが。

そもそもの発端がどこにあるのか、自覚はあるのです。
小学校高学年の時、中学受験準備のため毎週日曜日に電車に乗って、大手進学塾のテスト会場まで行き、テストを受けていました。
ある時からテストが始まるとお腹が痛くなるようになりました。激しい痛みに襲われ、トイレに駆け込み下痢をするというようなことがテストのたびに続きました。

その時は「腹痛になる⇒テストが受けれなくなる」ため一時的にテストという重圧から解放されていたので、無意識的・一時的に自分の目的が達成されたのです。

しかし、この「成功例」がストレスに対する反応パターンを決定づけてしまった可能性があり、その後もストレスを感じるたびに腹痛が起き、その後何年も慢性的な腸の機能障害に変わっていったと言えるのかもしれません。

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あくまで、仮説ですがどうなのでしょう?

ストレスの背景を知ったところで、問題解決にはならないけれど、自己洞察は解決のためのファーストステップにはなるはず。
生活史や行動パターン、思考パターンに含まれているストレスの原因をまずは探ってみよう!
posted by youxi at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 面白かった本&映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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